メディカルラリーとは、チェコスロバキアで救急隊の競技として誕生し、日本でも大阪で行われている千里メディカルラリーは有名です。
近年各地で開催されるようになり、近隣では一昨年から茨城県のつくばメディカルラリーが開催されるようになりました。
東北で開催されたのは今回の山形メディカルラリーが初めてです。
メディカルラリーは、仮想の救急現場を想定し、出場チームが救急隊やドクターカーなどの隊編成で現場活動を実施する競技で、患者役や関係者役のスタッフが臨場感たっぷりの演技をする仮想現場で実際の救急現場さながらの活動が要求されるゲームです。
競技ですから、各チームはその活動内容をJPTEC(病院前外傷救急処置の標準化プログラム)やBLS(一次救命処置)・ACLS(二次救命処置)など心肺蘇生の標準化プログラム、そして集団災害時のトリアージなどの一定の基準で評価・採点されることになります。
今回の山形メディカルラリー2005では、医師1名以上、看護師2名以上を含む6名1チームとして申し込むことが参加条件でした。
『いわき救友会』のメンバーに話したところ、メディカルラリーには以前から興味を持っていたらしく、すぐにメンバーが集まりました。
このラリーの開催案内はJPTEC東北インストラクターのメーリングリストで公開され、新潟を含む東北各地から多数の参加申込みがあったようです。
その中から12チームが選抜され、『いわき救友会』のチームも参加できることになりました。
メンバーは救命センターの医師1名、看護師1名、そしていわき市消防本部の救急救命士4名の計6名。
チーム名も『IWAKI MEHIKARY(イワキ メヒカリー)』として参加することにしました。
ちなみにこのチーム名は、いわき市の魚である『メヒカリ』と『メディカルラリー』を合成したものです。
今回のメディカルラリーでは、5つのシナリオが用意され、各チームがすべてのステージを回ります。
各シナリオとも先発隊3名と後続隊3名といった隊編成で、チーム6名が全員活動する内容でした。
各シナリオでそれぞれ採点し、その合計得点で競いましたが、その結果、私たち『IWAKI MEHIKARY』は準優勝の栄冠を手にすることが出来ました。
シナリオは運営スタッフによって考え抜いて作成され、救急現場で陥りやすいピットフォールが随所に隠されていました。
大まかな救急指令で出動し、現場到着後自分たちで情報を収集し、考えながら活動していく、まさしく現場さながらの活動が必要でした。
活動にミスがあれば、予後を悪化させてしまったり、救命できなかったりしてしまいます。
そんな中、いかに安全に、迅速に、的確に活動できるかを評価されるわけです。
このラリーに参加して、個々のスキルの大切さ、チームワークの大切さを改めて学ぶことが出来ました。
今後さらにスキルアップし、チャンスがあればまた参加したいと思いました。 |