fukei

1層6m×6mで36㎡(10坪)、延30坪の住宅の計画。
敷地は、見晴らしは良いが平地ではなく崖の途中でわずかに水平になった場所である。この敷地へのアプローチは一段高い場所に通っている道路からになる。
この住宅は敷地が狭いため層ごとに機能を縦に重ねた計画としている。

敷地の最大の利点である景色のよさを生かすため居間は吹き抜けで大きなピクチャウィンドウを設け、雄大な自然を借景できるよう計画した。

また、道路から建物へは、橋を渡ってアプローチするが、道からの景観を阻害しないようにアプローチの道路が屋上レベルになるように設定した。

透明ガラスという素材は、太陽光の輻射熱をほとんど通してしまう。そのため夏は太陽光の熱エネルギーが直接室内に入ってくる。また、断熱性もあまりないため、外気温と室内温度の差がある時は、気温の高い方から低い方へ熱を通してしまう。

その対策として近年low-eガラスが開発された。このガラスは、2枚のガラスの間に乾燥空気を閉じ込めたペアガラスで、外側のガラスに薄い金属膜をはることで輻射熱のうち赤外線成分を多くカットできる性質を持っている。また、ペアガラスの空気層は断熱には効果があり、冬・夏とも透明ガラス一枚に比べればかなり省エネには効果があるので多く使われ始めている。

しかし借景を目的に作られたピクチャウィンドウは、できる限り透明が望ましい。low-eガラスは熱線反射ガラス(ミラーガラス)に比べれば透明性は高いが、やはり金属膜の影響でサングラスをかけて景色を見ていることになってしまうため余り使いたくはない。

livingリビングダイニングのイメージ。

その2  木の持つ温かみを生かしたインテリアとした。

外観全景

外観俯瞰